◇26日 東京五輪 卓球混合ダブルス決勝 

 第2シードの水谷隼(32)=木下グループ、伊藤美誠(20)=スターツ=の「じゅんみまペア」が第1シードの許マ、劉詩雯組(中国)と対戦。同じ静岡県磐田市出身で、幼なじみの2人が卓球王国のライバルを倒し、日本卓球悲願の金メダルを獲得した。

 一方で「じゅんみまペア」に激戦の末に負けた中国人ペアは、試合後の会見でも終始うつむきがちで悲壮感をにじませていた。

 中国メディアから「大勢の国民が応援していたのになぜ勝てなかったのか、何が起きたのか信じられなかった」などと質問が飛び交うと、劉詩雯は「この結果について受け入れるのがとてもつらい。とても申し訳なく思う。全力を出し切れなかった」とうなずいた。

 左のペンホルダー、許マも「期待してくれたのはよく分かっている。競技においては決勝が全てで、その前にどうプレーしたかは関係ない。一番高いところに立った人だけが人々の記憶に残る。中国チームにとってもこの結果は受け入れられない」と語った。また男子でも取るのが難しい自身の強打に、女子の伊藤が対応したことには「彼女は大胆で勇敢だった。男子選手に立ち向かう勇気があった」と称賛した。

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