サッカー男子の日本代表は26日、千葉県内で一部メンバーが練習。右太ももの張りの影響で調整が遅れていたMF三笘薫(24)=川崎=は不安を感じさせない動きを見せ、
28日のフランス戦(日産スタジアム)での完全復活をアピールした。

 ようやく調子が上がってきた。三笘は20日の時点で自身の状態を「60〜75%ぐらい」と語っていたが、この日は「ベストだと思っている」。
次戦以降の先発出場についても「まだ分からないが、自分の中ではそういう風に準備している」と前向きに語った。

初戦の南アフリカ戦はベンチ外だったが、メキシコ戦では後半34分に途中出場。2点リードの状況もあって「守備でやらせないことを意識していた」。直後に1点を失ったが、得意のドリブルで切り込む場面もあった。

 この日の練習では、前日に先発外だったメンバーが、約1時間半、汗を流した。三笘も、左右両足で強烈なシュートを披露。
引き分け以上でグループ1位突破が決定するフランス戦に向け「より失点しない戦いをした上で、特長を出したい」と力強く意気込んだ。

連戦の疲労に加え、この日はDF冨安が再び練習場以外で調整するなど、総力戦の重要性も高まる。
現在攻撃陣では、2列目の堂安、久保建が計3ゴール。2人に続く三笘の一発で、好調日本に加勢する。

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