https://news.yahoo.co.jp/articles/2db690198d89edde78a20d5a2b33056cc4d0537f?tokyo2020

重量挙げ女子49キロ級は、三宅宏実がジャークを3回とも失敗、メダルには届かなかった。

挙がり切らなかった最後のバーベルが床に落ちると、三宅は悔しそうに目をつむり、頭を下げて舞台裏に去った。

スナッチで74キロを記録。76キロを2回失敗し、この時点で2グループ通じて11位。ジャークで99キロに挑み、肩までは挙がったがいずれも頭上に持ち上げられなかった。

三宅は2012年ロンドンで銀、16年リオデジャネイロで銅メダルを獲得。04年アテネ五輪から5大会連続出場し、柔道の谷亮子と並んで日本勢女子の夏季最多出場となった。

競技生活21年の35歳。モチベーションを持ち続けられたのは東京開催だからだった。この日を「競技人生の総まとめ」と位置づけ、完全燃焼を誓っていた。

宏実の父方の伯父にあたる三宅義信氏は、前回東京五輪の1964年に日本の金メダル1号。宏実の父、義行氏は、4年後に兄とともに表彰台に乗った。義信氏は23日の開会式で、ほかの5人と国旗を運んだ。

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