7/13(火) 7:00
東スポWeb

元西武の野田昇吾さんがボートレーサー試験に合格「プロスポーツ選手として社会貢献活動を続けたい」
西武時代の野田昇吾さん
 プロ野球・西武ライオンズで投手として活躍した野田昇吾さん(28)が第131期ボートレーサー試験に合格し、10月にボートレーサー養成所(福岡県柳川市)に入所する。

 野田さんは福岡県糸島市出身。鹿児島実業高校では甲子園に出場、2011年の第83回選抜高校野球ではベスト4に進んだ。その後、社会人野球を経て15年、ドラフト3位で西武に入団。中継ぎ投手として活躍し、侍JAPAN(日本代表)にも選出された。

 昨年、惜しまれつつ引退したが、プロスポーツに携わりたいという意思もあり第131期ボートレーサー試験を受験、特別試験枠で見事合格した。

 今後はボートレーサー養成所で10月から1年間、養成訓練を受け修了できれば22年11月にプロのボートレーサーとしてデビューする。

 野田さんは「小さい時に心臓病を患い、医療従事者に助けていただいた。そのことから何か恩返ししたい気持ちが強く、プロ野球選手時代に社会貢献活動を行ってきたが、納得いく活動ができず後悔の気持ちがあった。引退後も、何かプロスポーツ選手として社会貢献活動ができないかを考えていた」という。そこで見つけたのがボートレース。「もともと好きで見ていたが、ボートレーサーはみんなゼロからのスタート。身体的にも年齢的にも今から勝負ができるというところに魅力を感じていた」とレーサーを目指し受験した。

「ボートレースは未知の世界で訓練も厳しい内容だと想像しています。でも、自分には家庭もある。必ず修了しボートレーサーとして第2のプロ人生を歩んでいきたい」と今後の抱負を語った。

 なお、プロ野球選手からボートレーサーへの事例は、1953年に選手登録された早瀬薫平元選手(47年に阪急ブレーブス入団、当時の登録名は早瀬猛)以来、69年ぶり2例目となる。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/01e8d3e897b3ea274612a11d98f2d85d428a94a7