タレント、麻木久仁子(58)が11日からYouTubeチャンネル「麻木久仁子の食べる温活〜毎日元気でいたいから〜」をスタートさせる。40代後半に脳梗塞、乳がんと2度の大病を患った経験から食生活を見直し、たどり着いたのが温活薬膳料理。国際薬膳士や温活指導士の資格を取り、SNSで紹介したところ反響を呼び、料理のレシピを紹介するYouTubeチャンネルを開設した。一発撮りで失敗もそのまま流しており、人間味あふれる素顔は話題となりそうだ。

人生100年時代、一生元気に生きるための推奨レシピを麻木が自宅のキッチンから紹介する。

きっかけは2度の大病。2010年に脳梗塞を発症し、12年には初期の乳がんで手術を受けた。健康を取り戻すため、わらをもすがる思いで食生活を見直すことからはじめ、体験教室で出会ったのが薬膳料理だ。

麻木は「日々の食生活でバランスを整え、自然治癒力を高めていくことが薬膳の目的です」と明かす。勉強を重ね、16年に国際薬膳士、19年に国際中医師の資格を取得。

さらに「体温を適正な温度に保つことで免疫を向上させ、病気に強い体にすることが大切だと知りました」と、薬膳による「温活」を提唱する日本温活協会に共感し、昨年、温活指導士の資格も取得した。

今年に入って、それらの知識と体を温める食材をふんだんに用いた料理の作り方を学べる「温活薬膳料理講座」を開始。今春には漢方薬のアドバイスができる医薬品登録販売者の試験を受け、合格した。

コロナ禍で対面講座が厳しい現状から6月1日からはDVDで学ぶ通信講座形式で実施。並行してインスタグラムなどSNSで温活薬膳料理を紹介したところ、同世代の女性から「料理のレシピが知りたい」と大反響を呼んだ。「よし! じゃあ動画で撮ってみようか」と無料で見られるYouTubeチャンネルの開設に踏み切った。

11日の初回配信は「ラムの温活柳川鍋」。ほとんど編集せず、アドリブも入れて7、8分にまとめられている。「先に卵をといとけばよかった」と慌てて卵をときだしたり、味見をした瞬間「ビールが飲みたくなった」と缶ビールを開けて飲みだすなど自由気まま。飾りっけなし、おちゃめな魅力も料理とともに必見だ。

麻木は「自宅の台所で撮っていますので、どうも素が出てしまいますが、えいやっ!と台本なしの一発撮りでワチャワチャやっています。一緒に料理を楽しんでいただけたらうれしい」と笑顔でPR。ユーチューバー麻木≠ェ、コロナ禍に立ち向かう温活薬膳料理ブームを巻き起こす。

麻木 久仁子(あさぎ・くにこ) 1962年(昭和37)11月12日生まれ、58歳。東京都出身。モデルとしてCMに出演するようになり、86年にNHK「シャツの店」で女優デビュー。88年のフジテレビ系「オールナイトフジ」をはじめ、日本テレビ系「TVおじゃマンボウ」「ザ!情報ツウ」、テレビ朝日系「サンデー・ジャングル」などで司会を務める。知性派タレントとして情報番組のコメンテーターやクイズ番組でも活躍。94年に一人娘(26)を出産。

2021年7月11日 7時30分 サンケイスポーツ
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