7/9(金) 18:47配信 読売新聞オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff4d5b06d6c2ecee38095593f0f1e57c2ed08995

 【ニューヨーク=時事】米タイム誌(電子版)は8日、女子テニスの大坂なおみ(日清食品)が寄せた手記を公開した。5月に全仏オープンで記者会見に応じず、その後、うつの症状に苦しんできたことを公表した大坂は「記者会見の形式自体が時代遅れで、刷新が必要」と主張。選手の精神面への配慮を求めた。

 「人生は旅だ」から始まる手記では、「たまにはメディアの目を離れ、精神的な休息を取る権利をアスリートに与えるべきだろう」と、選手が会見などを免除される「病欠制度」の導入を提案。自身がメンタルヘルスの問題を明らかにしたことで、「大丈夫じゃなくてもいい、大丈夫じゃないときはそう言っていいんだと、みんなに理解してもらえれば」と期待した。

 また、23日開幕の東京五輪については「東京でプレーできることを、これ以上ないほど楽しみにしている」と、改めて意欲を示した。