https://note.com/gotch_akg/n/nd5f787e9316c

 日本で最も大きな夏フェスのひとつが中止になった。

 率直に言って、とても残念だ。ほとんど空白とも言える2020年を経て、また、大きな緊張を抱えて臨んだゴールデンウィークのフェスを乗り越えて、少しずつコロナ禍の先に新しい日常を見出すための、はじまりの季節だと、この夏を捉えていた。

 ロッキンオンの渋谷陽一が言うように茨城県の医師会の要請は曖昧ではあるが、懸念自体は間違ったものではないと俺は思う。一方で、規模も影響も桁違いのオリンピックに対して、「要請を出す時期でも案件でもない」と雑誌の質問に医師会が回答した件については、違和感がある。我が県以外の未来の罹患者については関係がないとするかのような物言いは、医師の態度としてどうなのかと素朴に思う。医師とは、どういう倫理観を持つ職業なのだろうか。

 医師の助けなくしてロックフェスの開催が危ういことも確かだ。真夏のフェスでは、どう気をつけても熱中症などで体調不良を起こす人がいる。医療機関に支えてもらっていることは事実だと思う。分断ではなく連携こそが、これからもあらゆるイベントにとって必要なことだと思う。医療従事者の皆さんには、常に感謝の念を持っていることをここに記したい。
中略

自分の言葉で、自分の考えを書く。

 俺はずっと怒っている。

 布マスク2枚配布という世紀の愚策に。困窮者よりも支援者のほうを向いた支援策に。補償なき自粛要請に。叩けるところから叩くメディアのあり方に。お互いを監視し合うような空気に。いよいよ誰のためかわからないオリンピックに。一向に上がらない投票率に。ずっと続いている政府の不正と隠蔽に。もちろん、それでも彼らに負け続ける自分の不甲斐なさに。

 ひとつのフェスの中止への無念や憤りでは、骨身まで震える怒りのガス抜きにすらならない。

 音楽が禁止される社会では、「音楽だけやる」だなんてことは不可能だ。そういう社会が実現する可能性をひとかけらでも残さないために、ひとりの市民として、やらなければいけないことがある。皆がのびのびと音楽を楽しむことができる社会(野放図という意味ではなく)を維持する責任が、自分にはあるのだと俺は考えている。たった今、自分が享受している自由といくらかの進歩を、未来の世代に手渡す責任がある。またアイツが阿呆なことを言っていると言われても、音楽を仕事にしているからこその、責任だ。

全文はソースをご覧ください

★1:2021/07/08(木) 03:04:14.18
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1625681054/