◇ア・リーグ エンゼルス11―8ヤンキース(2021年6月30日 ニューヨーク)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)は6月30日(日本時間7月1日)、敵地ニューヨークでのヤンキース戦に「1番・投手」で投打同時出場。ヤンキースタジアム初登板で、初回に2安打5四死球で自己ワーストの7失点、2死しか取れず降板したが、味方打線の反撃で勝敗はつかなかった。エ軍は4点を追う9回にウォルシュの同点満塁本塁打などで一挙7点を奪って大逆転、11―8で勝利した。

 大谷が投手で1番に入るのは初めてで、今季12度目の先発登板、投打当時出場は9度目だった。2点のリードをもらって初回のマウンドに上がったが、いきなり3連続四球で無死満塁とし、スタントン、トーレスに連続で左前適時打され同点。オドールを空振り三振に仕留めたが、アンドゥハーの詰まった三ゴロの間に勝ち越しを許した。続くフレージャーは死球で2死満塁となり、ガードナーに押し出し四球を与えたところで降板を告げられ、ベンチに退いた。防御率は2・58から3・60に急落した。打っては、ヤ軍の先発右腕ヘルマンの前に初回の第1打席は中飛だった。

 前回登板の6月23日(同24日)のジャイアンツ戦では「2番・投手」で投打同時出場し、6回6安打1失点9奪三振で勝敗はつかなかった。打っては3打数無安打だった。

 試合は、大谷が今季最短で降板した後、3回裏のヤンキースの攻撃中に雨脚が強まり、試合は一時中断。42分後に再開されたが、5回表のエンゼルスの攻撃後、再び雨脚が強まり1時間31分にわたって再び中断し、再開された。エンゼルスは4点を追う9回、ヤ軍の守護神・チャプマンを攻め、1死満塁からウォルシュの満塁本塁打で同点に追いつき、代打・レンヒフォの左前適時打などで3点を勝ち越して逆転に成功した。

スポニチ

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