東京五輪の選手登録人数を各チーム18人から22人に拡大することが国際サッカー連盟(FIFA)により認められたとみられている。仏紙『レキップ』や『ル・パリジャン』が30日に伝えた。

 通常23人の選手が登録されるワールドカップなどとは異なり、五輪はわずか18人という“狭き門”。この登録メンバーに加えて4人のバックアップメンバーの帯同が認められ、負傷者などが出た場合は大会中でも随時入れ替えが可能というレギュレーションだった。


 だが各国が18人、あるいは18+4人という形でメンバー発表を行う中、U-24スペイン代表は29日に東京五輪に向けて22人のメンバーを発表。ルイス・デ・ラ・フエンテ監督はその理由として、登録枠を22人に拡大することを要請する訴えが複数国のサッカー連盟により行われていると明かすとともに、拡大が認められることを信じていると話していた。

 仏紙によれば、FIFAはその要請に応じて選手登録枠の拡大を認めたとのこと。「18+4人」制では、随時入れ替えが可能だとしても一旦メンバーから外れた選手は復帰できないことになるが、22人であれば試合ごとに自由にベンチ入りメンバーを入れ替えられることになる。

 U-24日本代表の場合は、GK鈴木彩艶、DF町田浩樹、DF瀬古歩夢、FW林大地の4人がバックアップメンバーとして招集されている。日本サッカー協会(JFA)の反町康治技術委員長はメンバー発表会見で「22名の共同体だと思って活動していきたい」と述べ、実質的に本登録メンバーとバックアップメンバーを区別しない方向性を示していた。

 FIFAは選手登録枠の拡大に加え、メンバー提出の期限を遅らせることにも同意したと報じられている。6月30日が期限とされていたが、7月2日金曜日まで延長が認められるとのことだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e6d9bc8e3575a23d21424de1dd66d7009393c4c4