AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループJ第3節が30日に行われ、セレッソ大阪とポートFCが対戦した。

 C大阪は19分、藤田直之がハーフウェーライン付近から浮き球スルーパスを前方に供給。抜け出した加藤陸次樹が相手GKとの一対一を迎えたが、シュートはゴールの左に外れる。

 29分、小池裕太が左サイドの深い位置からクロスを供給し、中島元彦がヘディングで合わせる。相手DFにクリアされたボールが加藤の下にこぼれると、加藤はペナルティエリア中央から迷わず右足を振り抜いたが、惜しくもクロスバーに弾かれた。

 より多くのチャンスを作っていたC大阪だが、前半終了間際に思わぬ形で失点する。ポートは自陣右サイドからパコーン・プレムパックが前線にロングフィードを供給すると、ボールはペナルティエリア内で高くバウンド。これが前に飛び出したGK松井謙弥の頭上を越えてネットに吸い込まれた。

 C大阪はコンパクトなブロックを敷くポートの守備を崩せずに攻めあぐねる展開が続き、67分に清武弘嗣と坂元達裕を投入。すると79分、その2人の連係で試合を振り出しに戻す。右サイドに開いて受けた坂元は、相手DFの間に顔を出した清武に斜めのパス。清武がヒールパスで返すと、坂元はペナルティエリア右のスペースに抜け出す。坂元が左足を振り抜き放ったシュートは、相手GKの手を弾いてゴールに吸い込まれた。

 試合はこのまま終了し、C大阪は3連勝を逃した。両チームは7月3日に再戦する。

【スコア】
セレッソ大阪 1−1 ポートFC

【得点者】
0−1 45+3分 パコーン・プレムパック(ポート)
1−1 79分 坂元達裕(C大阪)

https://news.yahoo.co.jp/articles/778a0d9d93bf95a6790b70c54185d60200f56230