バスケットボールキング6/19(土) 17:49
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 6月19日、日本はフィリピンのパンパンガ州クラークにて、FIBAアジアカップ2021予選フィリピン大会の第3戦となる中国戦に臨んだ。

 フィリピン大会3連戦の最終戦で勝利を目指す日本は、田中大貴(アルバルク東京)、比江島慎(宇都宮ブレックス)、金丸晃輔(シーホース三河)、ライアン・ロシター(宇都宮)、シェーファーアヴィ幸樹(三河)というスターティング5でティップオフを迎えた。

 日本は開始直後に田中、金丸の3ポイントシュートが立て続けに決まり、流れをつかむことに成功。中盤には、中国の高さを生かした攻撃に苦しめられるも、安藤周人(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)らガード陣が高確率で3ポイントシュートを沈め、29−21と優位を保って第1クォーターを終える。

 しかし、8点のリードで迎えた第2クォーターは中国のディフェンスに攻めあぐね、開始から約2分半の間得点が停滞。逆転こそ許さないものの苦しい展開が続くなか、終盤に金丸が4点プレーでチームを鼓舞し、点差を詰められながらもリードを譲らず45−41で試合を折り返す。

 後半は開始早々に中国に連続得点を許すが、日本は辻直人(川崎ブレイブサンダース)やロシターの3ポイントシュートでなんとか加点していく。その後は相手のタイトなディフェンスの前に得点を伸ばせず、一度はリードを譲ることになったものの、富樫勇樹(千葉ジェッツ)が積極的なアタックでスコアを伸ばし、69−65と再び逆転して第3クォーター終了。

 迎えた第4クォーターは、張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)やロシターが果敢に攻撃を仕掛け、得点を重ねる。しかし、中盤からは中国の高さのあるゾーンディフェンスの前にシュートが決まらず、厳しい展開に。さらに終盤にはインサイドアタックを仕掛ける中国に対応できず、逆転を許してタイムアップ。84−90と悔しい敗戦となった。

 日本は富樫がチームトップの17得点を記録。さらにロシター、金丸、比江島の3選手が2ケタ得点をマークしたものの、後半に失速した勢いを取り戻すことはできなかった。

■試合結果
日本 84−90 中国
JPN |29|16|24|15|=84
CHN|21|20|24|25|=90