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 体操男子の16年リオデジャネイロ五輪団体金メダルメンバーで、種目別ゆかで3度世界王者に輝いた白井健三(24)=日体大教員=が16日、横浜市の日体大健志台キャンパスで記者会見を行い、現役引退を表明した上で「選手としての未練は1つもない状態で今日を迎えられた」などの思いを語った。

リオ五輪で日本男子史上最年少金メダルを獲得した“ひねり王子”が、団体メンバー5人の中で最も早く競技を退く決断を下した。

 リオ五輪以降、17年世界選手権では床と跳馬で金メダルを獲得。個人総合で銅メダルに輝くなど東京五輪のエースとしての期待が懸かったが、近年は度重なる故障や採点基準への適応に苦しみ、今年4月からの東京五輪代表選考会でも苦戦。今月の全日本種目別ではゆかで2位となり復調をみせたが、2大会連続五輪代表入りを逃していた。