漫画のネタバレは本当に悪なのか? SNSの“ネタバレ配慮のお願い”が大炎上!


日頃ネット上で論争が繰り広げられている漫画やアニメのネタバレ*竭閨B特に漫画には本誌派≠ニ単行本派≠ニいう派閥があり、ネタバレを巡って対立することもしばしば。

そんな中、単行本派がSNSに本誌派へネタバレの配慮≠お願いする投稿を行った。
しかし、その内容に反発の声が続出し、炎上騒動にまで発展している。


コトの発端は、単行本派が投稿した「本誌ネタバレツイートについてちょっとしたお話」と書かれたイラスト。
そこには「本誌派のアカウントをミュートやブロック」「雑誌発売日はなるべくツイッターを見ない」といったネタバレを防ぐための行いや、実際にネタバレの被害に遭ったタイミングなどの詳細が記載されている。

また「まとめ」の項目には、「プロフに注意喚起」「アイコンは避ける」「(本誌派の人が)ネタバレ∞本誌∞#○○本誌≠ツイート内容に入れる」「重要ワードを伏せる」といった本誌派へのお願いが。
他にも投稿例≠ェイラスト付きで紹介されていたりと、もはやお願い≠フ範疇を超えた内容であった。



ネタバレ禁止を促す遠回しな命令?

この投稿は瞬く間に拡散され、ネット上でも大きな話題に。
しかし、あまりにも事細かなお願いに対して、

《好きな漫画のためにも、単行本派に配慮なんてせずどんどん盛り上がるべき。こんな事してたらコンテンツが死ぬから絶対に真似しないでほしい》
《こういうの言いだしたら、無限に配慮が必要になりますよ》
《自分の都合で勝手に設定した情報仕入れタイミングに完璧に合わせた配慮をこちらがご用意して差し上げる理由マジで無いねんな》
《単行本派だけど、本誌派の方が偉いと思う。彼らのおかげで安定して単行本買えてるわけだし。単行本は本誌が安定してるから結果論として買えてるだけ》
《ネタバレ気にしてる奴はSNS向いてない》
《本誌買えばいいのに》

などと反対意見が続出している。


また漫画業界関係者の人も反応しているようで、

《単行本派配慮? ネタバレのあれだけど、連載追って感想とか口コミ呟いてもらえるの本当に嬉しいし》
《出版社勤務の者ですが、単行本派への配慮は不要です。雑誌買ってください(切実)》
《連載してる時に! 話題にしてもらえないと! 発売日に! 単行本を買ってくれる人は! 少ない! 私みたいなもんは!》

などの声も見受けられた。


「現在公開中の映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、公開前から徹底的にネタバレ禁止≠促すような動きがありました。しかしSNS上で本当に全く話題にならなかったため、興行収入は思ったほど伸びず…。公開から2週間後には、公式が《皆様からのご感想を聞かせてください》といったネタバレ解禁≠フ文言を投稿しています。また、漫画『キン肉マン』の作者・嶋田隆司氏がWeb読者のネタバレに苦言を呈したところ炎上。『キン肉マン』は、ウェブ媒体でだけ連載されていた期間があり、再ブームのキッカケは、ウェブ読者がネタバレしつつも応援したから。その読者たちを切り捨てたので、炎上するのも当然でしょう」(アニメ誌ライター)


そもそもネタバレ≠ニいう言葉自体しょうもなく、作品はストーリーだけで語られるべきではない。
「ネタバレが〜」と騒ぐ輩は、本当にその作品を愛しているのだろうか?


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