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https://news.yahoo.co.jp/articles/91dc36ad41673e4a21fbb062e33de1b66dd096d6

インターネットの話題で名字を付けずに、単に「ひろゆき」と言った場合、それはまず間違いなく、ネット掲示
板「2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)」開設者の西村博之さん(44=以下、ひろゆきさん)のことである。
そのひろゆきさんだが、最近、実に評判が良いのだ。なんでも、ネット上に上がっている声を見てみると、「ひ
ろゆきのツッコミは正論中の正論」といった絶賛が上がることが多いのである。
■「ひろゆきって基本論破するの好きだなぁ...」
 試しに、2021年5月31日に「ダイヤモンド・オンライン」が公開した、本人のインタビュー記事を見て
みよう。タイトルは「【論破王】ひろゆきが『スマホ脳はヤバイ』と語るワケ」というもので、「『SNS』を
見すぎじゃないか?」との小見出しの件では、ネットユーザーのありがちな行動パターンとして、
「匿名で鍵アカを作って、自分の知り合いとか、ファンの芸能人の情報だけを見ている人がほとんどです。それ
って、かなり偏った状態で、インターネットの恩恵にあずかっていないわけです。かなり限られた情報だけを見
て、『これが普通だ』と認識してしまうおそれがあります」
と、理路整然とネットユーザーのありがちな「ダメな点」を指摘するなどしている。この記事に対しては上記の
件も含める形で、「本当にそう」「その通り過ぎて」といったツイートが飛び出すなどしており、多数の賛同を
集めているのだ。
 また、特定のインタビュー記事に限らず、「ひろゆきって基本論破するの好きだなぁ...」と、本人が討論
の際に相手を正論で論破することが多いとしつつ、それを評価する声も多い。そのためか、前述の本人のインタ
ビューのタイトルを見ると分かるが、タイトルの冒頭には「【論破王】」との文字が冠されているほどである。
「【時代の論客】」と称えるダイヤモンド・オンラインの記事も見つかる。
かつて、ひろゆきさんといえば「破天荒キャラ」だったはずだが...
 ただ、これらひろゆきさんの「正論キャラ」は、それほど歴史があるものではない。というのも、ひろゆきさ
んといえば、過去に本人を被告とする民事訴訟で相次いで敗訴し、賠償金を払う意思がないことを明かしていた
ように、どちらかといえば「破天荒キャラ」として世の人々から認識されることが多かったわけである。しかし
、近年のひろゆきさんといえば、先程も書いた通り、「討論の際に相手を正論で論破する」という、もはや当時
とは逆の「理性キャラ」として認識されることも増えているわけであり、見事な「キャラ変」を遂げたと言って
良いだろう。
 なぜ「キャラ変」に成功したのか。ネット掲示板に詳しいITジャーナリストの井上トシユキ氏に聞いた。