わざわざ韓国まで行って、カジノに金をつぎ込んでいたのか。

 先月15日早朝、財布と携帯を部屋に置いたまま、家族の前から忽然と姿を消してから2週間余り。中日の門倉健・元二軍投手コーチ(47)の失踪を巡っては、さまざまな臆測が飛び交っているが、日刊ゲンダイは独自情報を掴んだ。

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■女性同伴の目撃情報

 ある韓国球界関係者が韓国・ソウルにあるカジノ店「セブンラックカジノ江南店」で、門倉氏の姿を頻繁に見掛けていたと証言する。

「コロナ禍の前の話ですが、シーズンオフになると、いつも女性同伴で来ていました。相当、のめり込んでいたみたいです。それで借金をつくったのではないか」

 カジノの広さは大型スーパーほどの規模で3フロアあり、バカラやブラックジャック、ポーカー、ルーレットが楽しめる。近くにはホテルや免税店、百貨店もある。

 門倉氏は1995年のドラフト2位で中日に入団。その後は近鉄、横浜、巨人で活躍した。2009年から韓国プロ野球のSKワイバーンズ、サムスン・ライオンズで3年間プレー。いったん、ユニホームを脱いだ後、国内の社会人野球チームを経て、13年から3年間、サムスンでコーチやスカウトを務めていた。16年からは野球解説者や野球教室に参加。19年、古巣・中日のコーチに就任した。

■度重なる「差し押さえ」

 登記簿を確認すると、門倉氏は韓国に渡る前年の08年、国内の大手銀行から計2億円を利息2・5%で借り入れ、横浜市に3億円ともいわれる自宅を新築。15年まで7000万円を返済したが、18年、本人の持ち分に設定した抵当権を市に差し押さえられた。約2カ月後には解除したものの、その4カ月後には夫婦の持ち分すべてを横浜地裁に差し押さえられ、競売開始が決定している。理由は住宅ローンの滞納のようだ。

 中日のコーチ就任後の19年6月には残り1億3000万円を完済し、抵当権を抹消。差押登記も抹消されたが、同時に韓国系の銀行から約8000万円を利息3%で新たに借り入れている。

 門倉氏は、コーチに就任してからも車は所有せず、ナゴヤ球場まで電車で通勤。赴任先の愛知県豊田市で次男と2人暮らしをしていた。

 球団は退団理由について、「プライベートな問題なので……」と具体的な説明を避けているという。いずれにせよ、無事を祈るばかりだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/86cd83044ac6e017d47213b8ec28ead2fe2e7ce3
6/2(水) 14:35配信