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TBSの鬼門「ラヴィット!」もはや“死に体”…安住紳一郎アナにかかるハンパない重圧
どんな心境なのかしら(C)日刊ゲンダイ
 この春からスタートした朝の情報番組「ラヴィット!」(TBS系)が苦戦中だ。ニュースを扱わない生活情報番組として、MCに麒麟の川島明(42)を起用し鳴り物入りで始まったが、3月29日の初回平均視聴率は2.7%。4月に入ってからも視聴率は1〜2%台と低空飛行を続け、4月9日には1.1%を記録。直近の5月21日の放送でも、2.4%と同時間帯で最下位となっている(ビデオリサーチ調べ/世帯・関東地区)。

 同枠は「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)、「スッキリ」(日本テレビ系)、「めざまし8」(フジテレビ系)といった強力なライバルが存在。その牙城は全く揺るがなかった。テレビ局関係者はこう話す。

「コンビニやファミレス、ファストファッションの商品を扱う“インフォマーシャル番組”といえども、この数字は壊滅的。いつ打ち切りとなってもおかしくない数字です」

「ラヴィット!」の前に同枠で放送されていた「グッとラック!」も、視聴率2〜3%台と低迷していたが、「ラヴィット!」はそれ以下の数字である。

 MCを務めていた立川志らく(57)は、22日放送の「News BAR橋下」(Abema TV)で「これからもっともっと面白くなるっていうところで、いきなり打ち切られちゃって。その後の番組がもっと低視聴率って何だよ!」と嘆いてみせた。

■TBSの鬼門

「さらにその前の『ビビット』(15年3月〜19年9月)も、『いっぷく!』(14年3月〜15年3月)も、視聴率的に苦戦し、定着しなかった。TBSの同枠は『はなまるマーケット』(96年〜14年)以降、失敗続きです。後の時間帯の『ひるおび!』(10時25分〜)は、同時間帯トップとなるなど比較的堅調なだけに、TBSにとって朝8時からのこの時間帯は鬼門なんです」(スポーツ紙記者)

 そんな中、この秋から「ラヴィット!」の前の時間帯(6〜8時)に、「あさチャン!」の後継番組のメインMCを務めることになった安住紳一郎アナ(47)への期待が俄然、高まっているという。

 安住アナは、22日放送の「新・情報7DAYS ニュースキャスター」で、お天気キャスターの新井恵理那から、「安住さん、朝の番組やるんですか〜?」とツッコまれると、「10月までにあとふた波乱くらいありますよ」と返している。

「『ラヴィット!』を後ろ倒しにして短縮し、新番組を6時から9時または10時までの長尺にする案などが検討されているようです。いずれにせよ、『ラヴィット!』もテコ入れは避けられないのではないか。ちなみにサブMCは、同局の宇内梨沙アナが有力視されています」(テレビ局関係者=前出)

 いずれにせよ新番組スタートに絡めて、改革は避けられそうにない様子。安住アナにはさらに重圧がかかりそうだ。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/dc886695bd871635a341a00412d72b643b7334e4