スポーツ報知2021年5月16日 15時31分
https://hochi.news/articles/20210516-OHT1T51118.html

◆東京六大学野球春季リーグ戦第6週第2日▽慶大4―1立大(16日・神宮)

 立大は、3回に1点を先取するも、その後同点に追いつかれ迎えた8回、宮海土投手(3年=国学院栃木)が4番・正木智也一塁手(4年=慶応)に勝ち越し3ランを浴び逆転負け。慶大との首位攻防戦を連敗という結果で終え、溝口智成監督(53)は「負けてはしょうがない。本当に悔しい」と言葉を絞り出した。

 ここまでリーグ戦5試合に登板し、無失点と抜群の安定感を誇ってきた宮が、2者連続四球と突如制球を乱した。2死一、二塁とし、迎えたのはプロ注目の強打者、正木。「自分の真っすぐの実力不足」と143キロの直球を左中間スタンド中段まで運ばれ、勝負は決した。

 首位慶大との勝ち点差は1・5に広がり、優勝へ崖っぷちに追い込まれた。「(優勝は)可能性としてはあるんでしょうけど、とてつもなく高い壁」と指揮官。残すは2試合。来週の明大戦に向け「目の前の明治さんを倒せるようにやるのみ」と声を震わせながら話した。