元日弁連会長で都知事選に3度出馬した弁護士の宇都宮健児氏(74)が5日正午から「東京五輪の開催中止を求める」と呼び掛けを開始したオンライン署名が、8日午後8時時点で27万筆を超えた。

 署名サイト「Change.org」で実施しているもので、宇都宮氏は「新型コロナ感染拡大はまったく止まっていない。疲弊している医療従事者の方々をさらに苦しめ、住民および参加者の命と暮らしを危険にさらす」と主張している。

 また、宇都宮氏は、競泳の池江璃花子(20)が7日にツイッターで自身のSNSに五輪出場辞退や五輪開催反対に賛同を求める声が寄せられていることについて異例の5連続投稿による長文で苦しい胸の内を明かすなど、五輪反対論の矛先が選手に向けられている状況に言及。8日午後、自身のツイッターで「現在東京五輪代表に内定した選手に出場辞退を求める声がネットで溢れている」とし、「だが五輪中止を求める相手は選手ではなく、主催者であるIOC、IPC、国、東京都、組織委である」と呼び掛けた。

 さらに「当然のことながら選手にはいっさいの非はない。見通しの立たない辛い状況に置かれている選手をこれ以上苦しめてはならない」と訴えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0b03eae1dad1d1906bf764543df2497803b551a7
5/8(土) 20:13配信