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ミュージシャンとしてだけでなく、バラエティー出演でも活躍していた音楽ユニット『水曜日のカンパネラ』コムアイ。しかし、ここ最近はメディア露出が減り、音楽活動でも話題を呼ばなくなっている。そんな彼女だが、現在はSNSにて社会問題≠ノ口出しをしており、ファンを騒然とさせているようだ。

注目を集めたのは、4月14日の投稿。彼女は前日の13日に日本政府が下した『福島第一原発』の処理水を海洋放出する件について、《漁業者の理解を得られていない状態でするべきことではないと思うので、#汚染水の海洋放出決定に抗議します》とコメントした。また《内部被ばくや環境汚染を避けることはできない原発に頼ること自体、やめましょう!》とも訴えかけている。社会問題に抗議する現在のコムアイに落胆するファンも多く、ネット上には、
《コムアイよ、君は一体どこへ行くのだい? アルバム出せよ!》
《もう歌手活動はしてないの? けっこう好きだったのに》
《久々に思い出した。一時期よくテレビにでてたよな》

などのネガティブな反響が巻き起こっている。ブームが去り、消えてしまうアーティストは少なくない。一時期メディアを騒がせていたものの、近頃めっきりと名前を聞かなくなったアーティストを何人かご紹介していこう。

ディズニー・ピクサー映画『リメンバー・ミー』の楽曲を担当したことで知られる、歌手のシシド・カフカを覚えているだろうか。一応ミュージシャン≠ニいう肩書を持つ彼女だが、歌手活動よりもドラマ『ファーストクラス』(フジテレビ系)などの俳優業≠フほうが目立っている。「カフカは、2018年発売のアルバム『DOUBLE TONE』以降、音楽活動に熱を入れていないのか、リリース曲ナシ。そして、ライブなどの活動もしていません。しかし彼女は『el tempo』という、ハンド・サインを繰ってバンドの即興演奏をするイベントを行っているようです。コムアイほど消えたイメージはありませんが、彼女の音楽活動も一部の音楽好きだけが知るコアなイベントという印象が見受けられます」(音楽誌ライター)

また、癒しの楽曲を世に排出し、若者を中心に人気を博した歌手・藤原さくらも、一大ブームの頃から一変して姿を見せなくなっている。

彼女のようなラブソングを多く歌う女性ソロシンガーは定期的に現れるが、彼女は歌手・あいみょんの登場からメディアでの露出が減った印象だ。4月9日には配信シングル『Kira kira』の告知ツイートもしていたが、いいね≠フ数は全盛期とは比べ物にならないくらい減少。若者人気の歌手の宿命なのか、別の人気アーティストが出てしまうと露骨に話題にならなくなってしまうのが現実なのだろう。

彼女たちは皆、メディアや若者が作り出した一時的なブーム≠フ被害者なのかもしれない。