歌手の近藤真彦(56)が30日付で約44年間所属したジャニーズ事務所を退所した。不倫問題で昨年11月から無期限で芸能活動を自粛していた。GW中の発表となったのは、退所に向けた話し合いが、このタイミングでまとまったためとみられる。

 ジャニーズ事務所は30日、公式サイトで「近藤より、これからの人生、自分の責任において芸能とレースの道を歩んでいきたいとの申し出がございました」と説明。関係者によると、4月中旬に突然申し入れがあったといい、月末までに双方合意に至った。

 不倫が発覚した昨年は歌手デビュー40周年の節目だった。メモリアルイヤーを盛り上げようと、事務所側も様々な記念イベントなどを準備。しかし、不倫発覚後には40周年ツアーの最終公演(12月11、12日)や、フジテレビ「FNS歌謡祭」への出演はキャンセル。パーソナリティーを務める文化放送「近藤真彦 くるくるマッチ箱」(火曜後9・30)も番組休止が続いている。

 近藤はジャニーズ事務所に所属するタレントでは最年長だった。「長男」として模範を示す立場にいながら、無期限で活動自粛処分を受ける不祥事には心苦しかったとみられる。これ以上は事務所側に迷惑をかけられないと判断。「これからの人生、自分の責任において芸能とレースの道を歩んでいきたい」と退所を申し入れた。話し合いから2週間で退所発表に至るほど、近藤の意思は固かったという。

スポニチ

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