4/28(水) 5:15配信
東スポWeb

左から吉沢亮、田中みな実

 好スタートを切った大河ドラマ「青天を衝け」だが、ここに来て視聴率が低空飛行を続けている。低迷の原因は、若い視聴者層を取り込めなかったこととみられている。そこで視聴率アップの起爆剤≠ニして、あの女優の起用が期待されている――。

「青天を衝け」は初回の2月14日こそ、視聴率20・0%という高視聴率を叩き出したが、その後は下落傾向。20%を維持するどころか翌週の第2話(2月21日)は16・9%に急落した。さらに第7話(3月28日)で14・2%と、15%割れ。直近では第10話(4月18日)が13・9%、第11話(4月25日)は14・1%となっている。

「新型コロナウイルスの感染拡大により、緊急事態宣言が発令された時期と重なるということは、日曜の夜もステイホームが増えて視聴率が高くなってもおかしくないが、今は14%前後で推移している。緊急事態宣言が解除されて以前のような生活スタイルになれば、あっという間に2〜3%は落ちてしまうのでは」(芸能プロ関係者)

 視聴率が低迷している原因は、いったい何なのか?

「以前からの大河ファンである50代以上の視聴者層に依存するのではなく、若い20〜30代の新たな視聴者層をキャッチしなければならなかった。そうしないと高視聴率は望めない」

 こう断言するのは民放キー局の編成幹部。NHKは大きな過ちを犯したと指摘する。

「20〜30代の女性視聴者層をゲットするには、『青天を衝け』では恋愛話が圧倒的に不足している。確かに大河ドラマでは歴史的要素を描くのも必要だが、せっかく旬なイケメン≠ニして、いま話題となっている吉沢亮を主演に起用しているわけだから、妻となる橋本愛との恋愛話をもっと描くべきだった」(同)

 橋本は今月17日、ニッポン放送のラジオ番組「サタデーミュージックバトル 天野ひろゆき ルート930」に出演した際、第9話(4月11日)に放送予定だった結婚初夜のシーンがカットされたことを明かしている。

「そこを放送しないと、視聴率アップは望めない」(同)

 さらに20〜30代の視聴者を取り込むためには、もっと大胆なキャスティングが必要だという声も。特に出演が熱望されている女優がいるという。

「田中みな実さんですよ。彼女は男性からはもちろん、女性からの人気は高いですから。渋沢は知る人ぞ知る性豪で、何人もの愛人の存在が確認されているので、吉沢を誘惑する芸子役で田中を登場させれば視聴率アップが期待できるでしょう」(同)

 田中は女優としてのキャリアプランを自ら描き、格式高いNHK大河に出ることを1つの目標としている。先日、2022年に放送予定の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」への内定報道があったが、本人は即座に火消し=Bテレビで「(オファーを)お待ちしています」と話していたが、「青天を衝け」が低迷している以上「NHKとしては再来年まで待っていられない」(芸能プロ関係者)という。

 あっと驚く大胆キャスティングでV字回復を期待したいところだが…。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)

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https://news.yahoo.co.jp/articles/29d54d05bfc7fbd9cad6abf5804d04a079ae0ce5