1911年に創設された日本最古のオーケストラ、東京フィルハーモニー交響楽団。
そのレジデントコンダクター(正指揮者)としてタクトを振るのが渡邊一正氏(54)だ。

1991年に指揮者としてデビューし、「題名のない音楽会」(テレビ朝日)や「名曲アルバム」(NHK)などの音楽番組にも度々出演。
とりわけ最近は、ゲーム「ドラゴンクエスト」の交響楽公演の指揮者として知名度が高い。

「2014年の公演で指揮して以来振り続け、今では渡邊氏のスケジュールに合わせて公演日程を組むほどに
(作曲の)すぎやまこういち先生の信頼を得ています」(音楽ライター)

私生活では妻子を持つ渡邊氏。だが、彼の別の顔を告発するのは、50代の独身女性・松本恵さん(仮名)だ。
松本さんは広島在住で、演奏家として活動している。 

「渡邊さんとは20年程前に演奏会で2度ほど共演しました。昨年5月、フェイスブックの〈知り合いかも?〉に渡邊さんが現れ、思わず友達申請。
翌月〈覚えていますよ〉とメッセージが来て、やりとりが始まりました」(松本さん)

2時間おきにメッセージを送ってくる渡邊氏。他愛もないお喋りは数日のうちに“恋愛モード”になったという。

両親をなくし、傷心の松本さんに向けた「ご両親の墓前にご挨拶に伺う」という渡邊氏の言葉が彼女の胸を大きく揺さぶった。
2人は7月、大阪のホテルで久々に対面、体を重ねた。

だが早くも1週間後、渡邊氏の態度が一変する。母親の介護問題で混乱している、という理由で連絡を絶ったのだ。

しかし、渡邊氏はその2日後、別の女性にフェイスブックでメッセージを送っていた。
大阪で働く40代独身の福島由子さん(仮名)さんは「ドラゴンクエスト」の音楽を通じ、地方コンサートに遠征するほどの渡邊氏の音楽のファンになった。

そしてその感想をSNSに綴る日々。そこに、渡邊氏からメッセージが送られてくる。

〈応援して頂いて?います事、とても励みにさせて頂いております〉

最初はわが目を疑った福島さんだが、やりとりを続けているうちに渡邊氏から好意を打ち明けられるようになる。そして渡邊氏は、結婚を匂わせてきた。

〈僕は音楽しか出来ない人間ですが、由子さん(原文は本名)を大切にする心は持っています。表現は下手くそですが、全身全霊で愛させて下さい。(略)
堂々と恋人になって頂きたいと思っています。そして死ぬまで一緒にいさせて下さい。今年中に何らかの行動を取ります〉

2人は大阪で初めて会い、その後も渡邊氏の大阪出張の度に、週に一度のペースで逢瀬を重ねた。
だが8月末、やはり渡邊氏の態度が一変する。昼夜問わず届いていた連絡は途絶えがちに。氏が持ち出してきた理由は、松本さんの時と同様に「母親の介護」だった。

渡邊氏の所属事務所は「福島さん、松本さんと関係を持った事実は認めておりますが、双方とは一時的な関係であり、
その後のお付き合いはないとの認識を持っております。本人の行動でご関係の皆様にご迷惑をおかけしましたことは、本人もたいへん反省しております」と回答した。

だが、渡邊氏が不倫交際しているのは福島さん、松本さんだけではなかった。4月17日、渡邊氏に話を聞こうと訪れた大阪で、
小誌記者は新たな女性との2ショットを目撃する。そして、渡邊氏が、記者の直撃に語った驚きの説明とはーー。

4月21日(水)16時配信の「週刊文春 電子版」、及び4月22日(木)発売の「週刊文春」では、
渡邊氏の求愛メッセージの数々や、取材時の一問一答、そし福島さん、松本さんの今の思いなどを報じている。
https://bunshun.jp/articles/-/44932