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 中国のポータルサイト・百度に14日、中国の若手サッカー選手が海外のクラブからオファーを受けない一方で、日本の選手にはどんどんオファーが届く理由について分析した記事が掲載された。

 記事は、次の世代を担うU−23の日本人選手と中国人選手の各種データを比較。その中で、海外のクラブに所属している選手の割合で日本と中国の間に非常に大きな差が生じていると伝えた。そして、海外のクラブから日本人選手に次々と声がかかる理由を3つ挙げて考察している。

 まず、海外のクラブが日本人選手の培われたポテンシャルを大いに買っている点を挙げた。その背景にはかねてより広く知られている日本の青少年育成能力の強さがあるとし、この部分が弱い中国の選手には自ずとと海外のクラブも興味を示さないのだと伝えた。

 次に、日本のサッカー人口が非常に多いことを指摘。実力の抜きんでた選手が海外からオファーを受けるだけでなく、必ずしも実力が高くない若手選手が日本国内での激しい競争を回避し、敢えて海外の二流、三流リーグに所属して活路を見出そうとするケースも少なくないとしている。

 そして、3つめには、日本のクラブが積極的に国際協力に取り組んでいることに言及。例えば、ヴィッセル神戸はFCバルセロナと緊密な関係をもっており、イニエスタ選手のようなスター選手が移籍してくる一方で、海外クラブ側も日本の選手に対する関心を強め、優れた選手の発掘に乗り出すのだと伝えた。

 記事は最後に、日本が国内で質の高いユース選手を育て上げ、海外のクラブに送り込んでさらに実力を高め、潜在能力を開花させるという良好な育成体系を持っているとし、日本と中国のU−23選手との間に大きな実力差が生まれるのも当然のことなのだと結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)