格闘技イベント「RIZIN」の「RIZIN JAPAN GRAND―PRIX 2021バンタム級トーナメント 1stROUND」(5月23日、東京ドームで開幕)に出場する朝倉海(27)がビッグな野望を語った。26日に行われた抽選の結果、1回戦で渡部修斗(32)との対戦が決まり、力強く圧倒的Vを宣言。さらにその先に見据えるものは――。


 ――1回戦で戦う渡部の印象は

 海 寝技が得意で決めきる力がある選手だと思います。あとは最後まで試合をあきらめない根性がある。

 ――当初悩んでいたが、出場を決めた理由は

 海 もともと今年は「海外に挑戦したい」っていうのがあったんです。でも、昨年大みそかに(堀口恭司に)負けているという状況で挑戦しても(ファンの)期待値は低いのかなっていうのと、このコロナの状況下でいつ試合が決まるか分からないっていうのと。純粋に日本の格闘技を盛り上げたいというのもありました。ここで圧倒的に優勝することで、日本のファンに期待してもらった状態で海外に挑戦したい。このトーナメントで優勝できないくらいでは、海外でも通用しないと思うんで。1回落ちた評価を取り戻したいし、優勝できる自信がある。

 ――確かに昨年大みそかの堀口とのタイトル戦で敗れたが、そこまで評価は落ちていないのでは

 海 いや、堀口選手に負けた、チャンピオンじゃなくなったというので評価が落ちました。そこを「やっぱり強いな」って思ってもらえるようにしたいです。

 ――では当面の目標は堀口へのリベンジか

 海 それももちろんですけど、いち早く海外に挑戦したいっていうのはあります。

 ――今回のバンタム級日本トーナメントを制して、来年海外挑戦というプランか

 海 そうですね、行きたいですね。海外…というか、(米総合格闘技団体)UFCに行きたいです。UFCは世界最高峰の舞台なんで。あそこでチャンピオンになることをずっと目標にしてきたんで。

 ――UFCでは海選手とタイトル戦を行ったマネル・ケイプ(27=アンゴラ)が参戦から2連敗

 海 そうですね。(ケイプが)苦戦してるからこそ、僕も行きたいなっていうのがあります。

 ――堀口へのリベンジよりもUFC挑戦の優先度のほうが高そうだ

 海 高いですね。負けた直後はリベンジしたい思いが強かったですけど、目指しているところは世界チャンピオンで、堀口選手を目指しているわけじゃなかったし。一番上を目指していれば、いずれ対角に立つことになるだろうし、そこはブレちゃいけないなって思います

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3/27(土) 6:15
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