3/25(木) 21:00配信
東スポWeb

辛坊治郎氏

 フリーキャスターの辛坊治郎氏(64)が25日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「ズーム そこまで言うか!」に出演。議員辞職願を提出した河井克行元法務大臣と、当選無効になった妻・案里元議員に対する一連の捜査について物申した。

 辛坊氏は「これだけは遺言のように言っとかないと。ほんとに腹に据えかねてるんですよ」と指摘。河井夫妻がともに有罪となりそうなことは「当然」としつつ「100人ぐらいの地方議員が出てきて『はい。お金もらいました』みたいなね。次々検察側の顔色見ながら発言するんだよ。これ検察側は非常に難しい事件なんで、過去の判例からすると発言がないと有罪にできないと。で、金もらってる側が『わいろだと思いました〜』って(発言する)。これ、もらってたヤツらは、問題発覚するまでもらいっぱなしどころか、ちゃんと票集めを頑張って、河井さんの奥さんを当選させてるわけだから」とまくし立てた。

 続けて「問題の本質はどこにあるかというと、地方議員が金もらって票集めに奔走するという現実。こっちの方が問題だろ!」とぴしゃり。「それに関して検察は全く手をつけないばかりか、この2人を有罪にするために『法廷でちゃんと証言したらおとがめなしだから、もらったんだろ金は?』『わいろだと認識してたんだろ?』『じゃあ法廷でそう言え』みたいな。あるいはもっとひどい話かもしんないよ。『そう言ったら勘弁してやる』っていう」と検察と地方議員の“司法取引”的状況を推察した。

 その上で「ふざけんなよ! これで日本の選挙風土が変わるか?」と糾弾。「ムチャクチャなんだよ。誰を犯罪者とするかは検察の腹ひとつなんだよ、この国は」「これで日本は法治国家と言えるのか。何なんだこの国は」と嘆いた。

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