3/24(水) 15:18配信
スポーツ報知

女流ティーンエージャー棋士トーナメント戦で優勝した仲邑菫初段

 囲碁の最年少棋士・仲邑菫二段(12)が24日、東京・江東区の東京イーストサイド「ホテル櫂会」で打たれた「女流ティーンエージャー棋士トーナメント戦」(非公式)の決勝戦で上野梨紗初段(14)と対戦し、259手で白番6目半勝ちした。このトーナメントの参加者はいずれも10代。女流プロ棋士で年齢が若い順の8人が挑んだ。

 対局後、碁盤を挟みふたりは沈黙を貫いた。「普段は感想戦するんですけど、今日は疲れて」。会見で、敗れた上野初段がその理由を明かした。

 「菫ちゃんはこの先どんどん強くなって上の舞台に行くと思うので、私も女流棋戦の決勝で戦えるようにがんばりたいです」と仲邑二段をたたえ、自らもさらなる高みを目指すと言葉にする。

 優勝し、50万円を獲得した仲邑二段は「まさか勝てるとは思っていなかったのでうれしいです。相手に向かって行けたのでよかった」とはにかんだ。今日の出来については「悪くはなかったです」。対局は序盤からリードしていたが、「後半はいろいろミスがあって…」と振り返ったように終盤は危うい場面も。それでも勝ちきった。

 そして、対戦相手の上野初段については「最近けっこう連敗しているので、そういった意味でも(勝てて)よかったかなと思います」。

 この4月から中学生になる仲邑二段と中学3年生になる上野初段。ふたりの戦いは続いていく。

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