NBAウィザーズは21日、敵地ブルックリン(ニューヨーク州)で今季2戦2勝だった東地区全体2位のネッツと対戦。第1Q途中で14点のリードを奪ったものの第2Qで26―38と後手に回って流れをつかむことはできず、第4Q終盤で一時1点差まで詰め寄ったが106―113(前半56―63)で敗れた。今季の成績は15勝26敗で、球宴明けの7戦では6敗目。桜の花びらを織り込んだ新しいシューズで登場した八村塁(23)は、フィールドゴール(FG)を11本中9本成功させ(3点シュートは2本とも成功)、20得点と10リバウンドをマークして今季3回目のダブルダブル(通算6回目)を達成したが、勝利をつかむまでには至らなかった。

 この試合での八村のFG成功率は81・2%。これは2月2日のトレイルブレイザーズ戦で記録していた83・3%(12本中10本)に次ぐ自己2番目のハイアベレージだった。

 得点部門1位(32・5)のブラドリー・ビール(27)はネッツのきびしいマークにあって17得点どまり。ラッセル・ウエストブルック(32)は29得点、13リバウンド、13アシストで今季14回目のトリプルダブルを達成したがターンオーバーも8回を数えた。シーズン途中でラプターズから加入したセンターのアレックス・レン(27)は今季自己最多の20得点。チームのFG成功率(53・2%)はネッツ(48・9%)を上回っていたが19回のターンオーバーから27点を失うなど(ネッツは7回で7失点)、ミスの多さが試合の勝敗に影響を与える結果となった。

 ネッツは29勝14敗。ウィザーズには今季1点差と3点差で敗れていたが3戦目では白星。カイリー・アービング(28)が28得点、ジェームズ・ハーデン(31)が26得点をマークしてここ17戦で15勝目を挙げた。

 2009年のドラフト全体トップ指名選手で、ピストンズから3月5日に早期解約(バイアウト)で退団となったあとに契約したブレイク・グリフィン(32)は15分出場。新天地デビュー戦では2得点と2リバウンドをマークしている。

 不振のラプターズは敵地クリーブランド(オハイオ州)でキャバリアーズにも105―116(前半57―79)で敗れて17勝25敗。球宴明けの後半戦はまだ白星がなく、これで8連敗を喫した。渡辺雄太(26)は2試合連続で出場機会がなかった。

 ロケッツは地元ヒューストン(テキサス州)でサンダーに112―114(前半62―66)で競り負けて11勝30敗。この日27得点を挙げたジョン・ウォール(30)のシュートで第4Q残り2分45秒に1点をリードしたが、ここからの攻防を制することができずに単一シーズンとしてはリーグ史上8チーム目となる20連敗を喫した。NBAの最長連敗は76ersの28連敗だが、これは2014年シーズン(10)と15年シーズン(28)にまたがった記録。単一シーズンの最長連敗は2010年シーズンのキャバリアーズと2013年シーズンの76ersによる26連敗で、ロケッツはこの不名誉な記録にあと「6」に近づいている。

 なおウィザーズは23日と25日にニューヨークでニックスと対戦。ラプターズは22日にヒューストンで20連敗中のロケッツと顔を合わせる。



2021年03月22日 10:32 バスケット
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