5回途中5失点で降板した早川

◆オープン戦 巨人8―4楽天(21日・東京ドーム)

 楽天のドラフト1位・早川が、オープン戦ラスト登板で“初KO”を食らった。

 100球をメドに上がった中6日のマウンド。しかし、ペース配分を意識するあまり「対打者ではなくて対自分になってしまった。追い込んでからのウィニングショットが決まらなかった」と、初回から28球を費やして3点を失う。4回には中島、5回にも坂本に特大ソロを被弾して計5失点。球数が94球に達した5回2死で交代を告げられた。

 坂本にバックスクリーン横まで運ばれたアーチは内角への直球。「もっと強いボールを投げないと、トップレベルの打者にはスタンドまで運ばれる」と、プロの厳しさをあらためて痛感した。練習試合、オープン戦と異なる球場で投げる中で、「マウンドも違うので、対応力が必要」と、プロとして細かなスキルが求められることも知った。

 オープン戦3試合で防御率5・68も、「壁に当たって、いろいろ吸収してくれたら」と石井監督。次も中6日、開幕3戦目の日本ハム戦(楽天生命)で公式戦デビューの予定。本番での巻き返しへ、左腕は「楽天生命パークで投げるのも初めて。べストコンディションで自信を持ってマウンドに上がれるように調整したい」と前を向いた。(星野 和明)

https://news.yahoo.co.jp/articles/9f8bf26ab3a96fac9d1be2fc97633a9c2c3ce6b4
3/22(月) 7:00配信