将棋の渡辺明棋王(36)=名人、王将=が17日、東京都渋谷区の東郷神社で行われた第46期棋王戦五番勝負第4局で挑戦者の糸谷哲郎八段(32)に後手で勝ち、シリーズ3勝1敗としてタイトルを防衛、9連覇を達成した。

 渡辺棋王はタイトル獲得数が通算28期となり、27期で並んでいた谷川浩司九段(58)を超えて歴代単独4位となった。1位は羽生善治九段(50)の99期、2位は故・大山康晴十五世名人の80期、3位は中原誠十六世名人の64期。大棋士3人に次ぐ位置まで到達した。

 特筆すべきはタイトル戦番勝負におけるタイトル獲得率。37回登場での28期獲得は確率・757。これは羽生九段、大山十五世名人、中原十六世名人を上回る記録となる。

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