http://half-sandra.com/column/2012/02/09/685.php

差別されるっていう状況と現実は暮らしてみなければ判らないもの。日本のテレビで海外移住をした人の話になると、ちょっといい話、に作り上げられていてこんなシビアな現実は語られていませんよね。
私もイタリア人と結婚して暮らしていますが、子供の学校生活を通じてイタリア人社会に食い込めば食い込むほど差別の存在を痛感しています。チンチョンチャンに始まり、ここ最近では、フクシマ、被爆、広島、長崎まで、からかいの言葉としてつかわれる民度の低さ。
思春期に入った子供にも、どうにも消化しきれない現実ですが、乗り越える術を手に入れて欲しいと願うのみです。

子供のみならず大人ももちろん同じレベルで、最近の日本ブームで好意は示すものの(とくに物品)
勤勉で使えるママだけど、利要する以外は受け入れたくない、というところのようです。(私のキャラも一因…何でもハイ、と言う可愛い日本人ではない)

日本を理解する文化人の流行に乗りたいけれど、生ものは受け付けないわ、という気配はその根底に感じます。
道端で見知らぬ人から中国人差別の悪態をつかれたり、客の身でありながら店であんた呼ばわりされる事は日常茶飯事。

こうやって皆さんの経験、身の処し方を伺うだけでも気が紛れる私は良いとして、子供たちはどうやって乗り越えてゆくのでしょうね?
暮らし始めてから気付くなんてバカ、というご意見もおありでしょうが、暮らしてみなければわからないことも沢山あるもの。