Ｊリーグは１０日、Ｊ１のＧ大阪について、新たに３試合を中止すると発表した。選手６人、スタッフ２人の計８人が新型コロナウイルスの陽性判定を受け、管轄の保健所から、濃厚接触者基準には至らないものの、チーム内に感染の可能性を有する者が多くいることが見込まれるとの指摘を受けたため。中止となったのは１３日の札幌戦（札幌ドーム）、１７日の仙台戦（ユアスタ）、２１日の横浜Ｍ戦（パナスタ）。Ｇ大阪は名古屋戦、鹿島戦、大分戦に続き、中止は６試合となった。

　Ｇ大阪は感染の早期収束を図るため、トップチームに関わる活動を９日から２週間程度休止する。オンラインで会見した小野忠史社長は、６人の感染が確認され、５日までにクラスター認定を受けた時点で保健所からは２週間程度の活動休止という提案があったことを明かした。Ｊリーグのガイドラインでは「国や自治体の指導に従う」ことが最優先されているが、Ｇ大阪はＪリーグと協議の上で、７日に活動を再開。しかし８日のＰＣＲ検査で新たに２人の感染が確認された。小野社長は「早まったところがあったのかもしれない」と話した。

　今季は代替日を調整できない場合、「みなし開催」として中止の原因になったチームが０−３の敗戦となる。小野社長は「日程が組めなければみなし開催というのは、腹をくくったうえでの決断」と説明した。

3/11(木) 5:00
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