2021年3月9日 12時23分
https://www.cinematoday.jp/news/N0122151
https://img.cinematoday.jp/a/iEnSIWkFKuuN/_size_1000x/_v_1615260226/main.jpg

 Netflixオリジナルアニメシリーズ「Yasuke -ヤスケ-」(6話)が、4月29日から全世界配信されることが決まった。アフリカ人初の侍となった弥助の物語が再構築され、完全新作として全世界190か国へ届けられる。

 「Yasuke -ヤスケ-」は、戦国時代を舞台に、最強の浪人ヤスケを主人公にしたアクションファンタジー時代劇。一度は隠居の身となった浪人ヤスケが、謎の力を持つ少女を闇の力から守るため、再び刀を手に取り立ち上がるさまを描く。

 原案、プロデュース、監督を務めたのは「キャノン・バスターズ」のラション・トーマスで、アニメーション制作を「進撃の巨人 The Final Season」「呪術廻戦」などのMAPPAが担当。キャラクターデザインは「LUPIN the Third -峰不二子という女-」の小池健が手掛けた。「アトランタ」や映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』などの俳優ラキース・スタンフィールドがヤスケを演じ、グラミー賞にノミネートされた経歴を持つフライング・ロータスが音楽で参加している。

 ラション・トーマスは「ヤスケは日本の歴史の中で魅力的で神秘的な人物であり、何十年にもわたり今日のメディアでも関心を集めています。私は十数年前に初めて、日本の歴史上にヤスケという人物がいたことを知りました。来栖良夫の児童書『くろ助』には、私の好奇心をくすぐるイラストが掲載されていました。くろ助が架空の人物ではなく、実在の人物であることを学び、冒険物語に最高のキャラクターだとさらに興奮しました」とコメント。「昔からのファンの方はもちろん、初めての方にも、歴史上の人物の姿を再構築した作品を楽しんでいただけることを楽しみにしています」と続けている。(編集部・市川遥)