キャスターの辛坊治郎氏(64)が28日、ヨットでの太平洋横断に再挑戦するため、議長として出演していた読売テレビ「そこまで言って委員会NP」を卒業した。2003年7月に『たかじんのそこまで言って委員会』としてスタートし、15年に現タイトルに変更された「−委員会NP」。開始当初から「副委員長」「議長」を務めた辛坊氏のラスト回は『辛坊治郎 そこまで言わせて追い出しSP』と題し、総集編が放送された。

 辛坊氏は、パネリストへ向けて「今後とも司会の2人をどうぞよろしくお願いします。『そこまで言って委員会』は永遠に不滅です!…というわけにはなかなかいかないかもしれませんが、そうなったらいいなということで。ここまで続いた番組ですから、そう簡単に終わらないように、みんなで支えてやってください」と要望。

 視聴者に対しては「番組をご覧の皆さんが支える主体ですから、皆さんもひとつ、いろいろ応援していただいて。ネット等に悪口なんて書かないように(笑)長い間ありがとうございました。行ってまいります!」とメッセージを送った。

 4月からは秘書だった同局・黒木千晶アナウンサーが新議長を務める。「今までの番組とは違うものを目指したほうがいいと思います。新しい『委員会』をつくるしかない。今、出演していただいているゲストコメンテーターの皆さんは、長年の付き合いがある方々なので、皆さんにお任せするというか、引っ張っていってもらいながら、徐々に次の新しい番組にしていくというスタンスでないといけない」と助言。

 「司会の一番の役割は、皆さんに熱のこもった議論をしてもらうことなんだけど、今難しいのは(パネリストの)半分がリモートになっているんです。全員がスタジオにいる時の番組づくりと全然違うので、今は助走期間で、コロナ後くらいに爆発的に頑張るとか、そのくらいのスタンスでいいんじゃないかなと思います」と付け足した。

 黒木アナについては「基本的に肩の力を抜いて自然体でいいと思います。彼女は自然体が一番です。政治の勉強にも熱心ですし、勉強には終わりがないのでここまでで十分、ということはないので、これからも継続してやるしかないですね」と言葉を送った。

 不安と期待でいっぱいという黒木アナは「2年前秘書に就任したとき、辛坊さんから言われた言葉が今でも心に残っています。『この番組のMCは、議論のきっかけを作って、盛り上がったらそれを見守るのが仕事。その場をMCが仕切る機会が少なければ少ないほど、良い番組になっている』と。皆さんの議論が主役の番組です。この教えを心に刻んで、自由闊達な議論の場を、新しく政策秘書になる野村明大アナと大切に守っていきたいと思います」とコメントした。

デイリー

https://news.yahoo.co.jp/articles/a39e6c4e60c2e1855611b3a83c902c425e9e81b5
https://i.daily.jp/gossip/2021/02/28/Images/f_14114303.jpg
https://i.daily.jp/gossip/2021/02/28/Images/f_14114304.jpg