楽天の涌井秀章投手(34)が3月26日の日本ハムとのシーズン開幕戦(楽天生命パーク)で開幕投手を務めることが27日、決まった。
涌井は球団を通じ「石井監督から『開幕よろしく!』と言われました。開幕投手は3年ぶりですけど、いつもどおり投げるだけです」とコメント。
さらに、石井一久監督にとっては初の公式戦となるだけに「石井監督の最初の試合なので、石井監督にウイニングボールを渡せるように頑張ります」と話した。

 石井監督は「開幕は涌井投手でいくことに決めました」と明かし「昨年も勝ってくれましたし、チームに一番貢献してくれた投手なので先陣を切ってもらう」と説明。
8年ぶりに楽天に復帰した田中将大投手(32)は3月27日の第2戦に先発が決まった。

 涌井にとっては3年ぶりで10度目の大役となる。過去の9試合は5勝3敗(1試合は勝敗なし)となっている。
3球団での開幕投手は内藤幸三(金鯱36年秋、朝日42、44年、広島50年)、渡辺秀武(巨人71年、日本ハム74年、大洋77年)に次ぎ3人目だが、パのみ3球団は史上初となる。
さらに、開幕投手10度となれば、金田正一(国鉄、巨)、鈴木啓示(近鉄)14度、村田兆治(ロ)13度、山田久志(阪急)12度に次ぎ、東尾修(西)と並ぶ歴代5位となる。

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