大阪府の吉村洋文知事が16日、MBS「ミント!」(月〜金曜、後3・49)に生出演。新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が解除されたとしても、卒業&入学シーズンとなる3月中旬から下旬、4月上旬にかけて「次に大きな(感染爆発の)波が起こる可能性がある」と警戒感を示した。

 大阪府では、独自の解除基準として「1週間での1日あたりの新規陽性者が300人以下」、または「重症病症使用率60%以下」を7日連続で満たした場合、と設定。基準に達した場合も、専門家の意見を聞いて解除か否かを決めるとしている。

 吉村知事は、宣言について「全て(一気に)解除するのではなく、段階的に解除するのが本来の姿だと思うんです。(全て解除して)一挙に緩んでしまったら、また感染がワッと広がって、また緊急事態となってしまう。このウイルス、そんなに甘くないと思うんです」とし、「段階的に解除した方が、リバウンドが少なくなると思う。僕も1人でも感染者を減らしたいと思ってますが、あまりに何とか抑え込む…と思うと」と宣言を解除し、一気に“これで自由だ”と緩んでしまった時に再び感染が広がってしまうとの懸念を示した。

 宣言は現在、3月7日まで発令されているが、「次に(感染の大きな)波が起こるとすれば、3月中旬から下旬、4月上旬。ここが一番可能性が、リスクが高い」と懸念。「卒業、入学…人が動くシーズン。実は去年もここで大きな波ができたんです」とデータで振り返り、「ぜひ皆さん、気をつけていただきたい」と呼びかけた。

 その上で「宣言が終わった、大丈夫、ってなった瞬間、新たな波がくる…ゴール(宣言解除)が見えた時に国がどうするか見えないので、僕も舵取りが難しい」と険しい表情で話していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b2ee9434a3c7de70b588626a771b80ecf2b552c2
2/16(火) 19:32配信