2/12(金) 17:47
スポニチアネックス

二宮清純氏 東京五輪組織委人事の混乱に危機感「政府が簡単に口を出していいものだろうか?」
日本テレビ社屋
 スポーツジャーナリストの二宮清純氏(60)が12日、日本テレビ系「news every.」(月〜金曜後3・50)に出演し、東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長人事をめぐる混乱ぶりについてコメントした。

 森喜朗氏(83)が女性蔑視とも取れる発言の責任を取って12日、会長を辞任すると表明。後任に有力視されていた元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏(84)については、透明性が確保されていない状況でのプロセスだったとして、政府から批判の声が上がり、組織委員会に人事の再考を働きかける方向であることが伝えられた。

 一連の流れについて二宮氏は、「公益財団法人に対して、政府が政治が簡単に口を出していいものだろうか?実際、菅首相は介入しないとおっしゃってましたよね?このへんの中途半端さ加減が非常に気になる点」と、政府がいち公益財団法人の人事に介入してきた点を問題視した。

 今月は国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が来日し、17日に同氏と組織委員会会長、橋本聖子五輪相、東京都の小池百合子知事による4者会談が予定されている。来月10日にはIOC総会、同25日には国内で聖火リレーがスタートするなど、五輪に向けての動きが本格化する。二宮氏は「スピード感を持って決めないと間に合わなくなってしまう。そういった意味合いにおいても、透明感とスピード感を実行してもらいたい」とも語った。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/926b85f6821713ca0531459b5302aef868fe431c