構成●サッカーダイジェストWeb編集部

現地時間2月9日に開催されたラ・リーガ第1節の延期分で、久保建英が所属するヘタフェが、王者レアル・マドリーと敵地アルフレッド・ディ・ステファノで対戦した。

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 これが4度目(マジョルカで2度、ビジェレアルで1度)となる保有元マドリーとの対戦となった久保は、5試合ぶりのベンチスタート。スコアレスで迎えた54分から途中出場したものの、見せ場を作り出せなかった。チームもこの交代直後に立て続けに失点を喫して、0−2で敗れている。

 この試合前、日本代表MFが旧交を温めた選手がいたようだ。レアル・マドリーの専門メディア『Defensa Central』は、「試合前、クボと話した唯一の選手はルニンだった」という記事を掲載。マドリーの第2GKを務める、21歳のウクライナ代表守護神アンドリー・ルニンと会話を交わしたことを伝えている。


 2019年6月にFC東京からマドリーへ電撃移籍を果たした久保は、その夏のマドリーのプレシーズンツアーに帯同。ジネディーヌ・ジダン監督率いるトップチームの練習に参加し、強化試合にも出場した。

 当時から、ともに写真に収まるなど年の近いルニンとの仲の良さをうかがわせていた。『Defensa Central』は「ルニンとクボは定期的に連絡を取り合っている」とも綴っている。

 19年のU-20ワールドカップで母国を優勝に導いて最優秀GKに選出された逸材は、昨シーズンの前半戦にレンタルされたバジャドリーで出番を得られず。冬にオビエド(2部)に武者修行先を変更したことが奏功して、今シーズンからマドリーのトップチーム入りを勝ち取った。

 同じようにビジェレアルで満足な出場機会を得られず、ヘタフェへと籍を移した久保。ここ4試合はなかなか結果を残せず厳しい戦いを強いられているが、この半年間でマドリーとジダンを納得させるパフォーマンスを見せ、ルニンのように真の“帰還”ができるだろうか。

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