2/5(金) 14:56配信
スポニチアネックス
 
 東京都の小池百合子知事が5日午後、都庁の会見で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が日本オリンピック委員会(JOC)の評議員会で女性蔑視ともとれる発言をしたことについて会見で発言を撤回、謝罪したことについてコメントした。

 森氏は3日の評議員会で、JOCが女性理事を増やしていく方針を掲げていることに「女性がたくさん入る理事会は時間がかかる」などと発言。4日の会見で「五輪・パラリンピックの精神に反する不適切な表現だった」として発言を撤回し、陳謝。「そういう話はもう聞きたくない」「面白おかしくしたいから聞いているんだろう」と語気を強める場面も見られた。会長職の辞任は否定した。

 小池氏は「先ほど森会長からお電話いただきましたら“本当に申し訳ない”と。“あの発言についてはもう心底撤回をする”というお話がございました」と明かした。そして「橋本大臣、そして私、同じ思いで受け止めたところもあろうかと思いますが、世界にしっかりと日本における女性の活動、活躍などについても伝えていきたいというふうに思っております」と話した。また、現在、国会で行われている予算委員会に言及し「ほかの国でこれほど多くの背広で黒々としている会議体ってあまりない。何も感じていないのかと、つくづく感じている」とし、「あらためて全体を見直すべきではないかと強く申し上げたい」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/48511abf4d7313563e7c3fdb4788c224e7f5bb87