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2021年02月05日 11時55分

 タレントのラサール石井が、2月4日のツイッターで、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」といった発言が非難を集めている東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長を皮肉る発言を行った。

 ラサールは「海外にも報道され日本の恥晒し。そもそもオリンピックの精神に反している。開会前に辞任だ」とツイート。続けて、「妄想だが、座敷牢に入れてテレビなども見せず、実際の開催か中止に関わらず開催したことにして、『ほら開会式が始まったぞ。聖火が来た』と教え、鉄格子を掴んで『見せてくれー!』と叫ぶ。そんな刑だな」と書き込んだ。

 これには「その通り」「まさに日本の恥ですね」「それ(辞任)を望みます」といった共感の声が聞かれた。一方で、ラサールの言葉遣いに引っかかったネットユーザーも多いようで、「批判するのはいいけど、下品すぎやしませんか」「あなたも人のことを言えないのでは」といった否定的な声も多く聞かれた。

 ラサールは過去のツイッターでは、女子フィギュアスケートの浅田真央選手に対し、「表現力をつけるために彼氏を作ってエッチするべきだ」といった発言が炎上し、謝罪に追い込まれている。つい筆が滑ってしまうのがラサールのツイッターの特徴の一つであり、今回の発言もその例に漏れない。

 ラサールとしてはユーモアを効かせたつもりなのかもしれないが、多くの人が目にするSNSの場で行うべき発言であったかについては疑問は残りそうだ。ラサールは同日には、森会長の発言について具体的なコメントを差し控えた加藤勝信官房長官に対し、「こういう時に世界に発信するコメントを出せないなら、官房長官はお辞めになっていただきたい」とツイートしている。こうした建設的な批判ならば問題はないだろう。