2/5(金) 8:46配信
スポーツ報知

森喜朗会長(ロイター)

 5日放送の「テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)で、女性蔑視と受け取られる発言が波紋を広げている東京五輪組織委員会の森喜朗会長(83)が4日、都内で会見を開いたことを報じた。

 森氏は、会見で発言について書面を見ながら「五輪パラリンピックの精神に反する不適切な表現だったと認識している。まず深く反省している。そして発言した件について撤回したい。不愉快な思いをされた皆様にはお詫びを申し上げたい」と謝罪した。

 一方で会長職の辞任については「辞任するって考えはありません」と断言し、「一生懸命、献身的にお手伝いして7年間やってきた。自分からどうするってことはない。みなさんが邪魔だとおっしゃるなら、おっしゃる通り老害を掃いてもらえたらいい」と話した。一方で、記者に向かって「面白おかしくしたいから聞いているんだろう?」といら立つ場面もあった。

 コメンテーターで同局の玉川徹氏は、今回の会見に「もう発言がどうだったかっていう過去を問題にする段階ではなくて、今後が問われるんだと思います。つまり森会長をどうするかっていうことです。謝罪したから、もういいんじゃないかっていうふうなことにはできないと思います。日本のためにならない」と述べた。

 続けて「これは、五輪っていう範疇の問題じゃなくて、日本人と性差別の問題になっています、世界的に。日本は性差別とどう向き合うのかを問われている段階だと思います」などと指摘した。

 さらに森会長の進退について「本来であればしかるべき立場の人、総理大臣とか東京都知事とか、組織の内部の人、自浄作用として森さんに引導を渡さないといけないと思います。でもどうも引導渡せないんだな、昨日から見ていると。だとしたら国民が引導を渡さないとダメです」とした上で「私も国民の1人として言います。もう辞めてください」と要求した。

。 続けて「やめなかったら謝罪したからいいよって日本全体が認めたことになっちゃうんです、それはよくない」と繰り返していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/81ffb0db0e612a72e93fe6791333499b30779894