2/4(木) 23:10配信
東スポWeb

2019年に電通の新年会に出席した森喜朗会長(左)と池江(提供写真)

 競泳女子のヒロインにも扱いが雑だった!?

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が4日、都内で取材に応じ、女性蔑視発言について「おわびしたい」と陳謝し、発言を撤回した。辞任は否定した。

 森会長は3日の日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと放言。女性参画の時流に逆行する舌禍で国内外からバッシングされていた。

 といっても、森会長は失言王≠ナ知られ、特に女性蔑視は強いとされる。過去には2014年2月、ソチ五輪のフィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)で浅田真央さんが転倒して16位発進となったことに「大事な時には必ず転ぶ」とぶちまけている。

 ほかにも、競泳女子の池江璃花子(20=ルネサンス)を強引に同席させて周囲をドン引きさせたことがあった。

 19年1月、都内で電通の新年会があった。政財界やスポーツ界、芸能界などから4000人ほどの関係者が出席。五輪を通して電通と太いパイプがある森会長、そして当時は白血病を公表する直前の池江の姿があった。

「森会長は電通の人と懇談していましたが、池江選手の姿を見かけるや『ここに座って!』と声をかけ、自分の左隣に座らせたんです。しかも結構、強引に(苦笑)」(出席者の一人)

 池江は当時、東京五輪の金メダル大本命と評されたトップスイマーだったが、組織委のドンから指名≠ウれれば断りきれないだろう。出席者は一様に「会長、ここはキャバクラじゃありませんよ」と本人に聞かれないよう陰で笑っていたという。

 東京都の小池百合子知事は森会長の今回の失言について「女性の声を生かすのは当たり前の話。話が長いのは人によるのではないか」と冷静に切り捨てた。

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