最後の三冠王が往時を彷彿させる打球をかっ飛ばした。

■「芸術的内角打ち」を披露

 今キャンプでロッテの臨時コーチを務める元ソフトバンクの松中信彦(47)。初日から自身と同じ左打者の藤原、安田らを精力的に指導すると、2日は自らフリー打撃に参加。黒マスクを着用したまま左バッターボックスに入り、かつて「芸術的」と言われた右翼線に引っ張る内角打ちを披露した。

 もちろん、一朝一夕には真似できない高度な技術。それでもロッテの左打者にその片鱗でも伝われば、かつての同僚を招いた井口監督もニンマリだろう。

 不安があるとすれば、松中コーチの性格。ソフトバンク時代は肩で風を切り、若手を子分さながらにアゴで使っていた。「このチームは俺が院政を敷く」と、うそぶいたこともあり、多くのナインから煙たがられていたのも事実だ。

■足引っ張らないか

 当時を知るホークスOBは「昔は唯我独尊だったが」と、こう続ける。

「最近は変わったと、もっぱらです。野球に限らず、他のスポーツの指導法なども積極的に学び、昔のような命令調の指導や接し方が今では通用しないことも理解している。体のケアの重要性や自身の故障体験などについても語っているようです。ただ、自身が練習の虫だったこともあり、練習しない選手には厳しい。ある年は若手の練習量が減っていることに憤慨し、『グアムの自主トレに若手を強制参加させる』とぶち上げたこともあった。昨年は独立リーグ香川のGM兼総監督も務めており、『プロで絶対に活躍してやる、という気概がないのなら、いかない方がマシ』とも話している」



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2/3(水) 11:25配信

https://www.youtube.com/watch?v=CcH50zFAJH0
【ロッテ】松中臨時コーチ キャンプ初日から安田・藤原らを熱血指導!

https://www.youtube.com/watch?v=c2BqDw0mrQo
福岡ソフトバンクホークス 松中 信彦 応援歌