お笑い芸人の神宮寺しし丸が29日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)にVTR出演。仕事が無く困窮する実態に、スタジオにいた土田晃之やアンガールズの田中卓志たちが厳しい言葉を投げかける一幕があった。

■コロナ禍で貯金残高は65円
芸歴24年を迎えた45歳の現在、仕事が激減して苦しい生活を送っている神宮寺。芸人の収入だけでは生活できず生花店でアルバイトをしているが、結婚式やイベントが減少したことからシフトが激減してしまったという。これまでは芸人の仕事と合わせて12〜15万円ほどの収入があったが、現在では2〜3万円の月もあるとのこと。

貯金は滞納していた家賃や光熱費で無くなり、貯金残高は65円。感染への不安を抱えながら困窮する日々を送っているが、「仕事が楽しい」との理由で芸人を辞めることは考えていないようだ。

■言葉を濁した田中
自身も売れない時期はアルバイトをしていたという田中は、「バイトが無くなるって状況を経験したことないから、たしかに混乱するだろうと」と同情。経済的事情で芸人を辞めた人を何人も見てきているとし、この状況が長く続くと困る芸人はいるだろうとした。

そして、「せっかく才能がある人…まあ才能があったらは売れるんですけど、何とも言いづらい」と濁すと、番組MCの坂上忍は笑みをこぼした。

仲の良い土田は「芸人辞めたほうがいい」
神宮寺と同じ事務所で親交が深い土田は、「こいつ元々は社長なんですよ。派遣会社の社長やってて…」と過去の経歴を挙げて「早く芸人辞めたほうがいいんじゃないか」とコメント。

「そっち(ビジネス)の才能はあるのに、お笑いの才能はイマイチだろうから、いい機会だから引退ってこともある」と愛を込めた厳しい言葉を投げかけると、伊藤利尋アナウンサーが「厳しい。近い先輩は厳しいなあ」と漏らしていた。

夢を諦めることも大切?
夢を持ってお笑い芸人を続けている神宮寺だが、土田が言うようにときには諦めることも大切なのかもしれない。放送を受け、SNS上でも「真面目に働いたほうがいい」といった声がみられた。

ちなみに、しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,789名が「諦めることもときには大切」と回答している。

一方、別の調査では19.9%が「夢を諦めたことを後悔している」と答えていることも判明。

厳しい言葉も投げかけられた神宮寺。放送後、SNS上では「頑張ってください」「本当に売れるんじゃないかな」「応援してます」といった温かい声援もあがっている。

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2021/01/29 18:20
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