2021年01月26日 18:15 芸能
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/01/26/kiji/20210126s00041000325000c.html
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/01/15/jpeg/20210115s00041000384000p_view.jpg
https://pbs.twimg.com/media/EslNfZCVcAIUGQ-.jpg

 ヒップホップグループ「RHYMESTER」のMC・宇多丸(51)が26日、パーソナリティーを務めるTBSラジオ「アフター6ジャンクション」(月〜金曜後6・00)に生出演。月刊映画雑誌「映画秘宝」(双葉社)の編集長・岩田和明氏による“恫喝DM”騒動に言及した。

 事の発端は今月5日、岩田氏が同番組の特集コーナー「ビヨンド・ザ・カルチャー」に出演。この日は韓国映画特集だったが、その感想をつぶやいた一般ユーザーの「映画秘宝にあまりいいイメージがない」という主旨のツイートを“苦言”と捉えた岩田氏が「過労の中で一方的に頭に血がのぼってしまい、憤りを感じてしまった」ため、「今、心の底から深く深く心が傷付き、胸が張り裂けそうなほど大きなショックを受けて、死にたいです」などと記したDMを17日に送付。被害者がDMの内容を公開し、インターネット上で物議を醸していた。

 25日夜、岩田氏が雑誌の公式ツイッターで謝罪。一夜明けた26日朝、合同会社オフィス秘宝取締役・田野辺尚人氏、映画秘宝編集部一同、映画秘宝相談役・町山智浩氏、柳下毅一郎氏の連名の書面を公式ツイッターに掲載し、再び謝罪。「恫喝的発言」「雑誌という公共性を持ったメディアが個人に対して攻撃を加える行為を、断じて許せない」「『映画秘宝』は映画から、差別や暴力の恐ろしさを学び、その上で弱者に寄り添うことを編集上のポリシーとして雑誌の制作を続けてきておりました。今回の岩田の行為は、本誌の心情と真っ向から対立する、許しようのない行為」とした。

 冒頭、宇多丸は「(番組が)20%ぐらいは関係ある」と切り出し、経緯を説明。宇多丸は「アウト中のアウト」、火曜パートナーの宇垣美里アナウンサー(29)は「あれ(DM)は脅迫です」と岩田氏の行動を断罪。宇垣アナは「折角、聴いていただいたのに、怖い目に遭って申し訳ないです」と被害者を思いやった。

 最後には、宇多丸が「楽しく聴いていただける日を頑張っていきます」と呼び掛けた。