J1仙台は21日の午前に仙台市の大崎八幡宮で必勝祈願を行った。佐々木知廣社長(64)、手倉森誠監督(53)ら選手、スタッフ約50人が参加した。指揮官は、「一戦必勝。勝ちを目指して戦う姿を見せられる様に、選手たちがケガなく順調に(チーム作りが)進むように」と願いをかけた。また、午後には結団式と12人の新加入選手の会見も行われた。

 巨大な絵馬に選手たちはサインを書き入れ、今季の躍進へ、それぞれが気持ちを高めた。高卒プロ2年目のGK小畑裕馬(19)は、「人を感動させられるようなプレーをしたい、スタメンを勝ち取りたい」と闘志を燃やした。

 18日に始動したチームは、25日に宮崎へ移動し長期キャンプを行う。12人の新戦力が加わり、8季ぶりに指揮をとる手倉森監督の下、震災から10年の節目となる年に再び希望の光となることを目指す。昨季浦和で23試合出場4得点のFWマルティノス(29)、長崎からJ2屈指のドリブラーMF気田亮真(23)ら強力な選手も加わった。指揮官は「アタッカーはゴールに突き進める、1人でボールを運べる選手をそろえた」と話し、「キャンプで足りなければ、あと2人くらいは補強していこうかなと思っています」とさらなる戦力UPも示唆した。

 開幕戦は2月27日のアウェー・広島戦、次戦は3月6日にJ王者・川崎とホームで戦う。「周りの期待に応えたい。去年の状況を見て今年やばいと思っている人たちを見返したい」と監督。新戦力、既存戦力を融合させ、スタートダッシュを切る準備を進めていく。

https://news.yahoo.co.jp/articles/787fa16d993832b52509b3f81511fe458f584cff