共産・志位委員長、五輪の今夏開催中止を主張
https://www.sankei.com/politics/news/210121/plt2101210043-n1.html
共産党の志位和夫委員長は21日午後の衆院本会議の代表質問で、世
界的な新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京五輪・パラリンピック
の今夏の開催を中止すべきだと主張した。先進国と途上国の間でワクチ
ンの接種に格差があり、各国の感染状況によって練習環境にも格差が
あると指摘し、開催できる環境にないと強調した。

 その上で「開催ありきではなく、ここで立ち止まってゼロべースから開
催の是非を再検討すべきだ」と訴えた。菅義偉首相は「感染症対策をし
っかりと行うことにより、ワクチンを前提としなくても安全・安心な大会を
開催できるよう準備を進めている」と答弁し、ワクチン接種の有無は参加
の必須条件にならないとの考えを示した。

 志位氏は代表質問後、国会内で記者会見し「今夏に限って(中止すべ
きだと)言っている。その後、どうするのか、いろんな議論がありうる」と
語り、開催の再延期については否定しなかった。