0001砂漠のマスカレード ★
2021/01/13(水) 06:16:11.03ID:CAP_USER9村田は少し照れくさそうにしながらも、世界ベルトとグラブをあしらったホテル・グランドパレス特製のバースデーケーキの前で目を輝かせた。
「僕は負けない、という思いを強くしました」。35歳の節目に決意を口にした村田はこのほど、WBAからスーパー王者に認定された。これにより、各団体のトップ選手との対戦しか認められなかったIBFの王者とも統一戦をする権利を得た。
帝拳ジムの本田明彦会長(73)によると、新型コロナ感染拡大のため、ここまで5度、世界戦の機会が白紙に戻されたという。うち昨年4月には世界4階級制覇王者“カネロ”サウル・アルバレス(30)=メキシコ=、同12月にはゴロフキンとの対戦に向けて動いていた。カネロとの一戦では、村田は相手の要求に従い、スーパーミドル級で戦う覚悟も決めていた。「スーパー王者となって、ゴロフキンとの統一戦などのビッグマッチの可能性は高まった。WBAがせっかく後押ししてくれたのだから、無駄にはできない」と村田。陣営は4〜5月に1試合を挟んで、9月頃にゴロフキンとの統一戦という青写真を描いていることを明らかにした。
当初は2月に試合ができるよう、海外からスパーリングパートナー2選手が来日。2週間の隔離期間など所定の手続きを経て合流した相手に「1日6ラウンドくらいで、もう100回くらいは行っていると思う」。いつでも試合ができるよう、精力的に動いた。「殴られる緊張感が大事」と実戦を想定した練習の重要さを知る村田ならではの言葉だ。
35歳となってなお、気力、体力がみなぎる。実は金メダルを獲得した2012年ロンドン五輪後に引退したのは「20年東京では34歳か…無理だな」と思ったからだ。だが「そんな僕が35歳過ぎてやっているのは不思議」と笑った。21年の抱負を聞かれ「まずは試合がしたい」と村田。短い言葉に決意の大きさが見て取れた。(谷口 隆俊)
■カネロと両雄健在…先月ともに快勝
村田が対戦を熱望していたアルバレスとゴロフキンの両雄は、今も健在そのものだ。IBF王者のゴロフキンは昨年12月18日に米国で、指名挑戦者カミル・シェルメタ(31)=ポーランド=から計4度のダウンを奪い、7回終了TKO勝利で初防衛。ミドル級新記録となる通算21度目の防衛を決めた。
翌19日にはWBA世界スーパーミドル級正規王座も保持するアルバレスが、同スーパー王者カラム・スミス(30)=英国=との統一戦で大差判定勝ちし、スーパー王者に昇格。その後、スーパーミドル級に専念することを宣言し、ミドル級王座を返上した。
試合を動画で観戦した村田は、1年以上のブランクをつくりながらも高いパフォーマンスを維持する両者に驚きつつ「だからモチベーションになっている。僕もしっかりとつくり上げないと」と気合を入れた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2b40c0ca2d9e79061114ead5b52a09900916716
1/13(水) 6:00配信
https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2021/01/13/jpeg/20210112s00021000428000p_view.jpg