横綱鶴竜(35)=陸奥=が8日、初場所を休場することが決まった。休場は自身ワーストタイの4場所連続で19度目。
初場所は3場所連続で初日から横綱不在という異常事態の中で幕を開ける。

鶴竜は出場の意向を師匠の陸奥親方(元大関霧島)に伝えたまま年を越していたが一転。電話取材に応じた師匠は、
「きのう電話あって。腰の調子。腰があんまり良くない。それと準備不足だと思うんだけどね。急にじゃないけど、まあぼちぼち胸出すのも数を増やしてきたんだけど、腰の調子が良くないということで、休場させてもらいます」と語った。

電話があったのは7日の夜。師匠は「結構遅い時間だった。午後9時ぐらいかな。だいぶ迷ったんじゃないかな」と鶴竜の心中を思いやった。

持病の腰痛で関取衆との稽古はほとんどできないまま。調整のルーティンだった出稽古もコロナ禍でままならない。
その状況は今後もしばらく続きそうだが、11月場所後の横綱審議委員会では史上初の「注意」を決議されている。

3月に予定されている春場所は「休場」という退路を断って臨む覚悟でいる。師匠も「期待はしています。
本人しか分からないからどうこう言えないんだけど、もう次はないよということで本人も来場所、引退かけて1日でも早く稽古出来る体を作って頑張りますっていうこと」。次は正真正銘の進退場所となる。

1/9(土) 6:03配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/4715aaf1b0fd488fa70ce9369bd44fc2cf11acc0