1/6(水) 19:05
NEWSポストセブン

嵐、最後の生配信ライブ セットリストに込められたファンへの思い
セットリストに込められたメッセージとは?(公式HPより)
 21年分のファンへの思いを凝縮した嵐の生配信ライブが終わった──。2020年12月31日に、嵐の無観客生配信ライブ『This is嵐 LIVE 2020.12.31』が開催。このライブでグループとしての活動に1つの区切りをつけた。あまりにも重要なこのライブのセットリストには、ファンへの思いが込められていた。
 1曲目は『ワイルド アット ハート』。5人が活動休止を発表した記者会見場に流れた曲だ。仲間について触れた歌詞はいまの嵐を表しているようにも見える。

「今回のライブで披露する曲は歌詞から決めたそうです。5人の強いメッセージを感じるセットリストになっています」(ライブ関係者)

 いまでこそ国民的アイドルとなった嵐だが1999年のデビュー後しばらくは伸び悩んだ。発売したCDが1位を取れず、ライブの集客もままならない。それでも5人は自分たちを信じた。やがて5人はドラマ、映画、バラエティーと各分野で活躍し、ファンは彼らの虜になっていった。

 21年の歴史と曲がファンの中でリンクする。『PIKA★★NCHI DOUBLE』は2004年当時のMVを彷彿とさせるヘリポートをバックに披露。櫻井翔(38才)のラップのラストも一部歌詞を変え、届けた。

 メンバーの軌跡も振り返る。24曲目の『マイガール』は相葉雅紀(38才)の初主演ドラマの主題歌だった。

「私はデビュー翌年に発売された『台風ジェネレーション』を歌ってくれたことに感動しました。この曲は2009年から2010年のライブ『5×10』以来、歌っていなかった。卒業を機に別れを選ぶ曲なんですが、ニノが『さよならじゃないよね、また会えるから』と言ったときには涙腺が崩壊しました」(30代女性ファン)

 デビュー曲『A・RA・SHI』で着た伝説のスケルトン衣装も最新バージョンとなって“復活”。ギラギラしていた10代のときとは違い、一部分だけがスケルトンとなった衣装は大人になった嵐をイメージしていた。最後の曲は『Love so sweet』。松本潤(37才)が主演したドラマ『花より男子』(TBS系)の主題歌で、嵐のラブソングの代表曲だ。

「このドラマで松本さんがファン以外でも強く認知されるようになって、それが嵐の人気を次のステージに押し上げたことを5人はよく知っています。だからこそ、この曲を最後に選んだのでしょう」(音楽業界関係者)

 ファンにもその気持ちは伝わっていた。

「歌詞にもあるように、思い出を忘れない、明けない夜はないんだ、というメッセージが強く胸に迫ってきました」(前出・女性ファン)

 ライブが終わり、5人がステージから去った後、画面にはエンドロールとしてファンからのメッセージが映し出され、BGMとして嵐の楽曲が流された。そのラストソングは『A・RA・SHI』。デビュー曲に合わせるようにして配信が終わった。

「実はこれ、演出じゃなく偶然なんです。生配信なのでBGMはランダムで流し、23時59分から24時の間で、そのときに流れていた曲で終わる、ということになっていました。だいたいこの曲かな?というのはあったようですが、デビュー曲で終わるとは誰も予想していなかった。“さすが嵐、奇跡を起こすよな”とスタッフの間で話題になりました」(別のライブ関係者)

※女性セブン2021年1月21日号

https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210106-00000013-pseven-000-1-view.jpg
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a2be2866a841c3b75f2ede57c6ce7d90a3bcb49