1/5(火) 15:08配信
デイリースポーツ

大下容子アナウンサー

 テレビ朝日の大下容子アナウンサーが5日、司会を務める生番組「大下容子ワイド!スクランブル」で、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない現状にもかかわらず、閉じたままの国会に危機感をあらわにした。

 番組では新型コロナ患者の増加で危機的な状況に直面している医療現場をリポート。東京医科歯科大学医学部附属病院の内田信一病院長が「現場はもうキャパシティーの限界が来ていますので、なんとか数を減らしてもらわない限りは、ずっとこんなことを続けなきゃいけないのかなっていう、現場はやっぱり逼塞(ひっそく)感があると思います」と訴えた。

 大下アナは「先ほど医師が『患者数を減らしてほしい。それだけだ』とおっしゃってたのが、とても重いなと思いました」と

 「国会ですけども、1月18日招集ということで、審議すべき法案はあります。これってもっと…平時進行のような気がしてならないんですけど、どうなんでしょうか」と、閉じたままの国会に疑義を呈した。

 ジャーナリストで東海大教授の末延吉正氏の、これまでの日本政府は中長期的な展望に弱く、日本人も忘れてしまうという趣旨の解説を受けて、大下アナは「新型インフルもね、特措法、テロ対策も特措法で、本当は恒久法というか、常に不断の見直しをして、基本法というのを作っていかなきゃいけない。安全保障の大事なところではあるんですね。そこを本当、私たちも、今回初めて知ったところはあります」と、日本政府の姿勢に苦言を呈していた。

 東京都の確保病床数は4日の時点で3500床で、入院患者数は2995人。うち重症病床数は220床で、重症数は108人となっている。

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